天皇賞の写真判定が長かったのはなぜ?

天皇賞は久し振りの本命サイドで決まった競馬でした。

ウオッカは武豊の執念の勝利、ダイワの根性も立派、ディープはやはり現3歳世代では抜けている力があることを示しました。
それにしても長い写真判定で、結果が出るまで15分もかかりました。
ライブで見ていたときは、ダイワの馬体がやや前に出ていると感じましたが、あいにく馬が首を上げたところがゴールでした。

長い判定時間に何が審議されていたのでしょうか?

ひとつは「同着」にするかどうかだと思います。これは確実にそうだと思います。

もうひとつは、ダイワの安藤勝巳をどう扱うか?では無かったのでしょうか?
直線半ばでは完全なウオッカ差し切りの趨勢、しかし残り100メートルほどになったときに見せたダイワの勝負根性が並みの馬ではなく、完全にウオッカの競馬となったレースを再度ひっくり返しました。
ゴール直前のダイワが勝ったと思った瞬間に、安藤勝巳が少しだけ手綱を緩めたと感じたのは小生だけでしょうか?
ゴール手前ほんの5メートルか10メートルの距離ですが、確かに安藤はホッとしたのか馬を追うのをやめているような気がします。

最終的には2センチの差だったとのことですが、ゴールまできっちり追い続けていればダイワが勝ったと思うのは小生だけでしょうか?

長い写真判定では、そんな安藤騎手をどう処遇するかが検討されていたような気がしてなりません。

もちろん、競馬史に残るような激闘にけちを付けるつもりはありませんし、ホッとした瞬間に出し抜けを食う、なんてことは競馬では日常茶飯事です。

しかし、大げさに言えば、それが天皇賞の大舞台で起こり、その結果がたった2センチの差になったことを、競馬会としてどのように落とし前を付けるのかが問われていたような気がします。
大過なく、何事もなく物事を進めるのが役人の本性だから、競馬の今とこれからを考えいろいろなことがシュミレーションされていたような気がしてなりません、15分の間に。

とにかくウオッカ君おめでとう!
これからはお茶目にスーパーホーネットクラスに取りこぼすことない様にね!

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