会社には、時々エホバの証人もやってくるのだ!

会社やっているといろいろな人がやってきます。

オールカラーの立派な冊子。毎回有難うございます。

オールカラーの立派な冊子。毎回有難うございます。

アポイントをとって約束の時間に来る人ばかりでなく、「駅前のカラオケハウスですが、使ってください」とか「弁当宅配しますので、いかが」とか、中にはパンを箱に詰めてもってくるおじさんもいます。
これらはいわゆるアポなしやってくる人たちですが、そんな中に「エホバの証人」の人達がいます。

彼ら(彼女たち)は、毎回「目覚めよ!」と「ものみの塔」という立派な冊子を持ってきてくれるのですが、こういう話はまるっきり嫌い、というわけでもないので、時間のある時は時々しめやかにお話をさせていただくこともあります。

そんな2つの冊子が事務所のテーブルに置いてあったので、パラパラめくって見ると結構読ませてくれることもあります。
先日も、「お先に!」などと言って帰ろうかという瞬間に冊子が目に留まったので少し読んでみたら、結果的に事務所を出る時間が1時間ほど遅れることにあいなりました。

これらの冊子には毎回テーマがあるようで、たまたま読んだ「目覚めよ!」は「ストレス」の特集で、「ものみの塔」は「将来を見通すことはできますか」という特集でした。

どうでしょうか? なかなか現代人をひきつけるタイトルだとは思いませんか?

特集では、ストレスとか将来展望などの現代人が関心ありそうな話について、イエスやイエスの使徒たち、マリア様はこういったとか、聖書にはこう書いてある、などと論を進めていくのですが、結論にはそれほどの違和感がなくても、聖書に象徴されるような西洋文化に心得がないものにとっては、その引用や言説が「まったく腑に落ちない」のです。

もとより、毎回冊子を持ってきてくれる証人たちの純粋さを疑うわけではありませんし、彼女らはみな結構いい顔をしている(きれいとか、かわいいとかいう意味ではありません)と思っていたのですが、おそらく彼女らの文化的背景も日本と日本的なものにあるはずなのに、なぜこのキリスト教西欧の世界観に没入できたのでしょうか?
そんなところが少々不思議な気がします。

こっちのほうが日本人には(少なくとも小生には)合いますね。

こっちのほうが日本人には(少なくとも小生には)合いますね。

ちょうど同じ時期に、大角修さんという人が書いた『往生要集』の解説本(『日本人の死者の書~往生要集の<あの世>と<この世>』)を読んでいたのですが、こっちのほうがずっとすんなり体に入ってくるものがありました。

やっぱ、日本人なんですかね?
昔、「俺は日本人をやめたい!」と思ったこともあるんですが!

休日出勤の秋、昼下がりのただの雑感です。

「あそこの社長、何とかなりそうだからちょくちょく行ってみよう!」などと腕を撫してはいけませんよ、証人様たち。

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