ザスパホームゲーム観戦記 等々

残念ながらザスパは完敗でした。

残念ながらザスパは完敗でした。

朝、急に思い立ってザスパホームゲームを見に正田スタジアムに行こう、といことになった。

前節アウェイで京都に大勝したそうだし、相手が横浜ならキングカズに会えるかも…?
と、ミーハー気分丸出しで前橋敷島まで行ってきました。

川沿いに車を止めると、利根川には胸まで川に入った釣り人が2人。
長めの竿を使っているのでサクラマス狙い?
普段ならしばらく見学するのだが、13時試合開始に間に合うよう川沿いを急ぎ正田スタジアムへ。
残念ながら、スタメンにもリザーブにもキングの名前はない。

暑いさなかの13時過ぎにゲームは始まり、前半終了間際まで互いに決定機がなくこう着状態。
前半0:0で後半1点勝負なら、サポーターの後押しがあるのでホームのザスパが有利?、リスク管理をよく考えたゲーム戦略だ!、などと少し感心していたのですが…。

前半終了間際に横浜・松下のフリーキックがゴールポストをたたき、跳ね返りがザスパ選手に当たってオウンゴール。これでゲーム戦略が少し狂ってしまったようです。

後半もあまり盛り上がらない展開が続くが、20分ごろにまたもや松下のフリーキックがゴールネットに突き刺さり2点目。これはキーパーもほとんど反応できないすばらしいゴールだった。

さてホームで完封負けを避けたいザスパは、それなりの反撃を試みるが、ほとんど見せ場はないまま2:0であえなく敗退。

一言で言って、「面白みのないゲーム」だった!

ここで、今日のゲームの印象と素人談義を若干…。

今日のゲーム全般に言えることだが、ザスパの選手から覇気が感じられなかった。
もちろん、さぼっている選手はいないし皆一生懸命にやっているのだが、「なんとしてもゴールへ」という強い姿勢が感じられない。
うがった見方になるが、母体企業が経営危機にある中で「これから俺たちどうなっちゃうんかな~?」という不安を心の奥底に秘め、何となく目の前のゲームをとりあえず淡々とこなしている、という印象。
バックラインでしばらくボールを回し、それに疲れると何となくゴール前にボールを上げてみたり、あまり効果のない縦パスを出して相手に取られカウンターを食う、そんなことの繰り返し。

それでも前半は、左から瀬川というウィングが何回か裏に駆けあがってゴール前にボールを上げる動きをしていたが、後半は疲れたらしく足が止まっていた。
FWのブラジル・ロビーニョはさすがに存在感があったが、孤軍奮闘という感じ。
試合の流れを一気変えてしまうような決定的なパスもなく、その結果ザスパからはほとんどゴールの気配が感じられなかった。

話は少し変わるが、サッカーといえば背番号「10番」がポイントで、どのチームにも周りの選手より数段上手いゲームメーカーがいるものと小生は思っている。
横浜マリノスは中村俊介のチーム、今の代表は本田圭介のチームというように、こいつがボールを持てばきっと何かをやってくれるはず!、という期待感を感じる選手だ。
今のザスパで誰が「10番」を背負っているのか知らないが、スタメンにも交代した選手の中にも「10番」はいなかったし、「10番」らしい振る舞いでゲームをコントロールしている選手もいなかった。

サッカーに「10番」は必要だ!ましてプロのチームなら猶更!

もともと「10番」は置いていないのか、はたまた「10番」的な存在を作らないのがチーム方針なのか?
よくわからないが、ゲームがつまらないことは確か。

つまらないものからは、人の足は遠のく!

高い報酬でスター選手を呼ぶわけにはいかない経営事情にあるはずなので、「10番」問題は何となく理解できるが、スタメン~サブ全体で群馬県出身者が2人しかいないことにも少々驚かされた。

現実的に今日は、「群馬出身で育英~元ザスパ」の松下選手の2ゴールにしてやられているわけで、育成とかチーム編成とか根本的に考え直していかないと、ザスパの明日は暗い!という印象を持ってしまいました。

それにしても、CAINZ、Beisie(最後の「e」の天地逆フォントが出てこない)のロゴが背中に入ったあのトレーナー。
試合会場はともかく、街中であれを着る勇気は持てそうにありません。

今後のことを真剣に議論していくなら、こんなことも少し気になったりして…。

熱心なサポーターさんたちの心証を害する結果になったら、申し訳ないのですが…。

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