消費税、中間払い。
消費税が改正になり、年商1,000万円以上の法人はすべからく納税が必要ということになった。
改正前は2期前の売上が3,000万円以上かどうかが判定基準だったから、弊社は今年、納税の必要がないはずだったのだが。
何せ2年前は大不況の真っ只中で、操作などしなくても売上が3,000万円に行かなかったのだ。
消費税を「益税」としてポケットに入れてきた中小法人にも、きめの細かい網がかかることになった。
3月決算の法人は、11月末が中間納税期になるという。
昨年の納税額の半分を、今月末までに収めなくてはならない。
弊社のような零細企業でも、その額はウン十万円となり結構きつい額になるが、納付が遅れるとすぐ7%の利息がつくのだそうだ。
何年か前の橋本内閣のときに、税率が5%に上がったことで、持ち直しかけていた景気に水が差されたことがある。
日本の法人は3月決算が多いはずで、ことによったら10~11月にかけて中間納税の関係でマクロ景気の月例指数が下がる、何てこともあるかもしれない。
儲かれば儲かったで、高い割合の法人税を払う必要が出てくるわけで、日本の企業家は結構過酷な環境で生きているんだな~と思う。
過去の累損が貯まっている弊社が、法人税の心配を具体的にしなくてはならない時期はいつになるのか?
うれしいような悲しいような、複雑な気持ちの一日でした。