COOL JAZZ COLLECTION!

DeAGOSTINIの「クール・ジャズ・コレクション」なるシリーズが創刊された。

DeAGOSTINIの商法は、調子に乗って全巻揃えてしまうと、予想外にこの会社に金を使ってしまう結果になるので注意が必要だが、とりあえず創刊号は安いので気軽に買ってしまう。

創刊の特集はマイルス・デイヴィス。

「王子様」から「死刑台」までスタンダードばかり5曲収録されているが、どれもこれまで聞きなれたものと別テイクなので、とても新鮮な刺激がある。

とくに「ラウンド・ミッドナイト」。
聞きなれた本番テイクと比べ録音としての完成度は低いが、マイルスもコルトレーンもガーランドも、それぞれとてもいい味を出していて、皆のびのび演奏している感じがする。

この時期のコルトレーンは、下手くそで野暮ったく聞こえるがそれもまた一興。
ガーランドのピアノはものすごくいい。
繊細さとか技巧の上手さとかではなく、仕事に疲れた帰りの車の中で大音響で流すと、まさに「JAZZに体ごと浸っている」感覚になれるのだ!

不真面目なJAZZファンでもこの感覚は実感できる。

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