高崎駅東口にお城が出現!

2日続けて高崎から都内に仕事で行ってきた。

高崎駅東口のヤマダ電機本社ビルが、この夏オープンとかで今最後の追い込み突貫工事中の様子。
工事用のビニールシートに包まれている間はそれほど感じなかったが、いざベールがはがされ建物そのものが間近にあらわになると、いやはや馬鹿でかい。
ビルの回りに引きがないので、新幹線ホームとの間のはさまれた狭い路地を歩いてみると、2つの建物から受ける「圧迫感」に押しつぶされそうになる。
要するに、景観への配慮などへったくれもないような巨大な城郭が出来てしまったのだ。

会社が伸びてあちこちに店舗やブランチが出来るということは、事業が社会に歓迎されているということの証明である。
そのことに何ら文句はないし、ヤマダ電機は立派だと思う。
一代でここまでの流通チェーンを育て上げた現会長の力も、凡人には計り知れないカリスマ的なものがあるのだろう。

しかし…???

本社が前橋から高崎に移り、全国一の家電チェーンがもたらす税収は高崎市にとってとてもありがたいことだ。
しかししかし、それにしてもこの場所に、この作りはないだろう!!!、というのが率直な実感だ!

他県からの来客を市内に案内すると、「あの立派な建物は何ですか!?」と市役所のことをよく聞かれる。
今市役所の周辺で「緑化フェア」というイベントをやっていて、イベント用にしつらえられた樹木がきれいに飾られている。
流行の「垂直栽培?」のガーデニングなど、どことなく借り物的な印象が強いことは確かだが、「いい感じ」の町並みとなっている。
「自然と近代建築の融和、その象徴」などと言われたら、フェアが終わったらどうなるの?という素朴な疑問を感じつつ、躊躇しながらも納得せざるを得ない。

一方東口のヤマダ電機ビルは、景観とか環境とか<軟弱なもの>への配慮などこれっぽっちもない、逞しい商魂の化身のように見えて仕方がない。

それにしても、ヤマダ電機は立派である。群馬の誇りだ!

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