天地人、毎週2回見て身体が硬直!

NHKの「天地人」ですが、ここのところ毎週2回見ています。

日曜の夜はいつもほろ酔い加減になっているので、後半はうつらうつら。
それを補うように土曜日の午後に再放送を見ることにしているのです。

戦国時代は脇役だった上杉家の物語なので、最初は地味な戦国ドラマと予想していたのですが、どうしてどうして。
土曜の午後にしらふの状態で見ていると、いつの間にかドラマの緊張感を感じて体がこわばってくるのです。
関が原で「戦いのドラマ」はクライマックスですが、その後着々と権力を固める家康に対し、上杉は諸大名の中で唯一といっていいほど抵抗していたんですね。
幕末長州・高杉晋作の伝記本など読むと、上杉と同様に関が原の責任を問われ3分の1ほどに領土を減らされた毛利などは、表立って徳川に抵抗するでもなく遠吠えのような藩内マスタベーションをやっていたようですが。

今と違い新潟も会津も雪がたくさん降ったことだと思います。
温暖な長州とくらべ冬を越すだけでもしんどいことだったと思います。
関が原という大戦が終わって、会津の貧乏大名に転落した上杉では、藩内の政治、行政を武士が一生懸命やっていた様子も伺われます。
このあたりの伝統が、例の鷹山のような実務家を生み出していくんですね。

妻夫木クンはもちろん、周りの役者も好演しています。
かつての権力者秀吉がただ息子かわいいの好々爺になっていく晩年の様子、口数少ないが兼続を心から信頼する景勝、松方弘樹演じる家康のにくたらしいこと、また景勝や兼続を支える女性たちのなんと素晴らしいこと。

オクガタサマの菊姫はなくなってしまいましたが、美しかった!
この比嘉まなみさんという女優さん、初めて知りましたが、きれいですね。
仙桃院の高島礼子も浮世離れしていてGOODです。

今日は珍しく「べた褒めブログ」でした。

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