不景気の年度末、ゆく人、来る人!

年末恒例の番組に「行く年、来る年」というのがありますが、大不況真っ只中の年度末も押し迫り、巷の企業は「ゆく人、来る人」で一杯のようです。
プロジェクトが終了したから、業績が悪く給料安いから、会社が面白くないから…、など会社をやめる動機は人それぞれですが、この年度末はいわゆる「経営縮小均衡型の退社」が増えているようです。
出口の見えない不景気で経営のスリム化が必要、人員削減もやむを得ない…というわけで、給料の減額や賞与カットなどが始めると、皆それぞれに浮き足立っていきます。
これはキャリアアップのいい機会だと真っ先に外に出て行く人は、自分に自信がある優秀な人が多いようで、落ち目になるとこういった出来る社員から脱出していきます。
自信のない人は、周りの様子を伺いながら時間を稼いでいるうちに、上司から肩をたたかれたりして、やはり結局は辞めていきます。
「ゆく人、来る人」とはいっても、圧倒的に「ゆく人」が多いご時世なんでしょうね。

「ゆく人、来る人」が発生するたびに歓送迎会をやっていては財布も胃腸も持たないので、最近では適当なタイミングを見計らって複数の目的で歓送迎会をやるようですね。
ここでも「縮小均衡型の自衛」が効いているようですね。

送迎会と言えば、以前努めていた会社で送迎会に送迎される本人が来なかったことがありました。
いきおい、その場は当人の悪口を肴に酒を飲む場になりました。

この人ある意味では、豪快な人間だったと思いますが、今はどこで何をしているのでしょうか?
景気の良かった時代には、そんな破天荒な人間も多かったような気がします。

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