半沢直樹のナルセンエンジニアリング考

このキャッチはドラマを一面化しすぎていていただけない!

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少しはまりつつあるTBSドラマ半沢直樹。

第七話で金融庁監査をどうにかこうにか乗り切り、老舗の伊勢島ホテルの破綻先分類を回避できた半沢だが…。

七話の終わりに、古い経営体質からの脱却をもくろむ伊勢島ホテルがその切り札として「インターネットによる予約システム導入」を計画しているが、その発注先(ナルセンエンジニアリング)が経営破たんするとかという、一難去ってまた一難という予告がされていた。

そして、このナルセンの破たんを、伊勢島の女専務(倍賞美津子・しばらく見ないうちにシワシワのおばあさんになってびっくり)や東京中央銀行の大和田常務達(要するに悪の枢軸)は事前に知っていて、半沢サイドが進めている経営改革は必ずとん挫することを見越していたようなのだ。

要するに、女専務と銀行側幹部は、ホテルの若社長と半沢らが進める経営改革は情報システム開発がうまくいかないことで失敗に終わると高をくくっていたというわけだ。
これに対し、半沢側も「これは大変まずい!」と慌てふためくというのが八話の骨格のようだ。

ここで一言。

たかが「最新のインターネットシステム」ごときで、老舗の経営改革などできるものではないハズ。
この点では、悪の枢軸側も半沢側も「ITに期待しすぎている」のが若干滑稽。

また、ナルセンは国内第5位の大手ベンダーだというが、発注先が飛びそうなら次を見つけてきちんと引き継ぎをやれば、という極めて現実的な印象も残る。

ところでこの「ナルセンエンジニアリング」という会社は、現実にある会社をモデルにしているのだろうか?

国内5位、老舗の経営改革を一気に進めるレベルのインターネット技術を持っている会社というから、業務系よりWeb系に長けた会社か?、あるいはSEOやSNSなど今風の集客術的ネットノウハウに特別な技術を持った会社?、などあれこれ想像してみるがピンとくる現実の会社を想像できない。

そういえば大昔の日本マイクロソフトの会長が成毛真氏(うろ覚え、間違っていたら失礼)とかいう名前だったよな?
でも成毛さんはナルケさんと読むんだし、「毛氈(もうせん)」という言葉もあるからその辺の組み合わせで語呂合わせ的に「ナルセン」になったのか?、などとあれこれ想像を楽しませてくれる。

第八話を見れば、もう少しヒントが出てくるかもしれない。楽しみ!

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