ところ変われば味も値段も…

仕事で茨城県の大甕(おおみか)というところに行きました。
過去3回車で行っているのですが、50号線を延々5時間ほどかかるので今回は電車です。
朝9時前の高崎発でも、ゆっくり13時に大甕に着くので、電車の方が数段気楽です。
大甕駅から仕事先まで徒歩で10分ほど、途中に「次郎長」なる昼もやっている飲み屋があったのでついフラリと立ち寄って昼飯としました。
カウンターと少しばかりのテーブル席で10人も入ればいっぱいになりそうな店ですが、昼間からいい気持ちで騒いでいる方々(漁師さんの団体なのでしょうか?)を尻目に、とりあえず「刺身定食」650円也を注文。
大振りのバチマグロと好物のカツオが3切れづつ、味噌汁にはカニの甲羅が入っていて見た目なかなか豪華です。
群馬なら軽く1,000円オーバーでしょうが、この刺身定食が650円で焼き魚定食が850円というのは、海無し県・群馬の感覚とは逆なのです。
したがって、刺身より高い850円の焼き魚定食にもそそられるものがありましたが、素直に刺身としました。
場所柄冬場のあんこうなどがおいしそうな店でしたが、とりあえずそれはまたの楽しみにとっておくことにしましょう。
それにしても、ところ変われば食い物の値段も変わるものだな、などと改めて思った次第。
紀伊国屋文左衛門が大もうけした、「ものと場所の経済論理」はここでも生きている、とは当たり前で大げさな感想になりますが…。