ブックメーカー一番人気だったが、またもや春樹さんではなかった!

村上春樹さんがまたもやノーベル文学賞を逃した。

イギリスのブックメーカーのオッズでは、確か3倍ほどの一番人気だったが。
「世界で最も読まれている」という意味では、聖書に次ぐような数のファンを持っているのに。
とにかく、今年も大魚を逃す形になってしまった。

このあたり、数日前の凱旋門賞で1番人気ながら2年連続の2着に終わったオルフェーブルの姿と、なんとなくダブるものがある。

肉眼ではわからないとき「写真判定」なる決まりがあり、とにかくゴール地点においてどの馬が前にいるかによって明確に順番が決まる競馬と違い、ノーベル賞の選考レースは、たとえば投票数が発表されるわけではないので「なぜ?」という疑問が常に付きまとう。
オルフェーブルの場合は、負担重量が軽い3歳の天才少女に完敗だったが、果たして春樹さんの状況はどうだったのだろうか?
ハナ首の差だったのか?オルフェのように大差だったのか?(凱旋門賞における3歳牝馬の扱いには再検討の余地があると思うのだが)

選考理由として発表されるのは、選ばれた人の業績に対する選考委員の絶対評価がどうだったということだけで、たとえば次点の人と比べて云々とかのリップサービスはない。もっとも、文学は競争優位を競う営為ではないのだから、当たりまえのことだが。

しかし、受賞を期待していた下世話な村上ファンとしては、少しは選考委員のリップサービスが聞きたくなる。

また来年!
オルフェは引退でも村上さんにはまた来年があるさ!

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