時空を超えてよみがえった美加ちゃん、幸煎餅のことなど。

探していても見つからないものや求めていても得られなかったものが、ふとした拍子に向こうからやってくる。そんなことが現実に起こることがある。

社会保険の手続きにいった年金事務所での出来事。

もともと小生はこの事務所のことがあまり好きではなかった。むしろ「大嫌い」に近いものがある。
国家的犯罪・「消えた年金」は、厚労省やそのOB、外郭団体などが寄ってたかって国民に集団詐欺を働いてきた結果で、旧社会保険事務所(今の年金事務所)はその中心となったA級戦犯組織である。
そのくせ、保険料の徴収にはサラ金以上の苛烈な取り立てをするいやらしい役所。
そんなところを好きになれと言っても、土台無理な話。

年金事務所は、小生にとってそんな場所だった。少なくても今日の午前中までは。

手続きのために窓口に行く。先客は一人もいないのに受付カードを取らされ、カードをとって窓口に行く。
窓口の女性が開口一番「××さんですね~!」と少し上ずった声を出す。

怪訝な顔をしている小生の前で女性は「○○ですよ!昔子供のころよく遊んでもらった!」といって首から下がった証明書を指し示す。

「ジェジェジェ」…NHK朝の連ドラ風の驚き声が思わず出てくる衝撃。
なんと小学校のころよく一緒に遊んだ□□チャンではないか!
なんと40年ぶり!もしかしたら50年近くにもなるかも!?

仮にこの女性を今は「美加ちゃん」と呼ぼう。
当時の美加ちゃんは、かなり早熟な女の子でいくつも年上の小生を当惑させるようなことをよくしでかしたものだ。
古風な言葉でいえば、「こまっしゃくれた」女の子といったことろ。
ピアノがうまく、手の甲に少し大きなほくろがあり、ほくろのところだけ毛が長く伸びている。

そんなことがつらつら思い出され、窓口で書類を書きながらしばし旧交温めの雑談。
「懐かしいったらありゃしない」が、携帯番号とアドレスを交換してひとまず年金事務所を出る。

「いや~今日はいい日だった!年金事務所も捨てたもんじゃないね!」、と前言をいとも簡単に覆すようなうれしい気分になってしまった。
帰りの車で事故らないよう、いつもに増して慎重な運転を心がけたほどウキウキがしばらく止まらなかった。

saiwaisenbei夕方、打合せで地元の煎餅製造会社へ。

ネット戦略練り直しの提案に先立つ打合せ。
帰りにお土産の「七福神あられ」をもらう。

送っても、送られてもうれしくなる逸品だ!

美加ちゃんと一緒に「弁財天」が舞い降りてきた、などとわけのわからない幸福感に浸りながら1日を終えよう。