勤労感謝の日

今日は勤労感謝の日。
ゆっくり10時ころまで寝ようと思っていたが、なぜか朝の4時ころ目が覚めそのまま布団の中で、読みかけの短編小説を読む。
体は温かいけど、この時期は布団から出して本を持っている手がやけに冷たく感じる。
しばらくすると、いつの間にか気を失うようにまた寝入ってしまった。
結局10時に目覚め、スパゲッティを作る。
たっぷりの唐辛子とにんにくで油に香りをつけ、パスタと絡めてから少しばかりの醤油をたらすと出来上がり。
ベーコンが欲しいところだが、ひき肉で代用。
自分では上出来のつもりだったが、予想通り子供たちの受けは良くなかった。
「大人の味がわかるまで、まだ後しばらくかかるね」といってみたが、みんな口をそろえて「大人になってもビールも飲まないし、タバコもすわない」と言い張る。
確か自分も昔、そんなことを言っていた事を思い出す。
勤労感謝の日がいつから始まったのかわからないが、なんとなく終わってしまった「高度成長工業社会」の匂いがする。
インターネットが普及して、自宅でもどこでも、昼でも夜でも仕事ができるようになった今では、みんな一緒に仕事をしてみんな一緒に休み、日ごろの勤労をたたえ合うようなムードにないのだろう。
確かなことは、誰がなんと言おうと「日本の成長期は終わった」ということなのではないか。