デザイン会社社長との雑談から

しばらくぶりにグラフィック、WEBなどのデザイン会社を経営する知り合いの社長と会った。
打合せは、このデザイン会社の顧客である生活雑貨製造販売業の「顧客・販売管理データベース」に関して。
製品はどこにでもあるありふれた雑貨だが、この顧客は独特の技術・製造ノウハウを持っていて、ニッチな業界の知られざるTOP企業らしい。
ホテル・観光旅館などには大手の旅行代理店から製品を卸しているようだが、取引の力関係においても強い立場を維持しているとのこと。
今も昔も、「オンリーワンは強い」というありふれた結論になったが、そのオンリーワンを育てることがいかに難しいことか。
話はあちこちと発展し、「製造業は大手のスーパーや量販店と付き合っていても決していい目を見ることは出来ない、仕入先にいい目を見させるような甘い量販店では他社を出し抜くような安売りは絶対にできないのだから」という話題にも展開した。
苦しくても直販でダイレクトに消費者や小売店と付き合うべきだという話にもなり、このあたり豆腐で上場した篠崎屋の戦略とも通じるものがある。
このデザイン会社の社長は、カメラやMacなど幅広くクリエイティブ系の趣味・こだわりを持っている人で、最近は「焼き物」に凝っているらしい。
何か日本酒がおいしく飲めるような焼き物をくださいと厚かましく頼んだら、3合は入りそうな渋い徳利とぐい飲みを2個お土産にくれた。
早速明日にでもこれで一杯やろう。
週末の楽しみが一つ増えた。