「かつて経験したことない」…そんなの僕らの周りでは昔からあるんだよ、あんた達のおかげで。


牛や馬は蚊が飛んでくて体にまとわりつけば尻尾で追い払う。猫はゴキブリなど動くものに反応し、この時期は外でセミを取ってきて誇らしげに私に見せてくれる。しばらく遊んで、哀れにもセミが動かかなくなれば途端に興味を失う。

しかし動物たちは、電磁波や科学の力で蚊やゴキブリにバリアを張って環境から締め出してしまったり、ネオニコチノイド等という兵器で相手を根絶やしにすることをしない。技術や知恵がないからそれができないと人間目線から動物をさげすむのではなく、「知足」と「過剰」を本能的に知っている彼らの知恵とみるべきではないかと思う。

生き物の中で人間だけが「過剰」な行為を繰り返し、「かつて経験したことがない」ことが頻発する今の現実を創り出してしまったのだと思う。

雨が降り続き、温暖化により大規模な山火事が頻発し、溶け続ける永久凍土からは未知のウイルスが溶けだす。
産業革命後の近代科学技術は、人間の過剰な行為の影響度(深刻度)を飛躍的に増大させ、ついにその矛先は時に同じ人間に向かう事にもなる。ユダヤ人とかイスラム教徒とか、敵対民族などという名目で。民族同士の掃討は今でも世界の各地で終わらない。

蚊やゴキブリから見ると「かつて経験したことない」事態はかなり前から発生していたに違いない。

原因は、快適さや贅沢を求める人間の過剰な行為だ。

「何をいまさら、すべてあんたたちがやったことではないか!」といったところではないか!?

「そんなの僕らの周りでは昔からあるんだよ、あんた達のおかげで!」と動物たちは言っているように思う。

#キツネのチャランケ #ヒグマと老漁師

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