月別アーカイブ: 2014年9月

一度も渓に行かないうちに禁漁期に突入(淋)。

9月20日、今年は一度も渓流にいかないまま禁漁を迎えてしまいました。

3月の解禁を控えて、ラインを用意し、下手ながら自前でフライを巻いたり…、それなりに準備はしていたのですが、あいにくどこにも行くことはできませんでした。

そこで、というわけでもないのですが、昨夜からしみじみと1冊の本を読んでいます。

negishibookつり人ノベルズ・根岸治美「さすらいの山釣り」。

著者の根岸さんは群馬在住の方のようで、主に北群馬の渓流の様子が書かれていて、なじみのある川の名前が時たま出てきて嬉しくなります。

根岸さんは、中流や山里の釣りではなく、山奥にネイティブなイワナを求める「源流派」のようで、苦しい思いをしながら山の奥へ奥へ…という釣りをされています。

その中の一節にこんなくだりがありました。

「私はみずからを鞭打って、なおも奥へ奥へと釣り登っていいった。
それでも、立ち往生して動けなくなった岩場で、アカモノの実やイワギキョウの優美な姿に出会ったときは嬉しい。孤立を余儀なくされているので、植物の生態がたっぷり観察できるからである。湿った岩の土くれにしがみついて、彼女たちは自分の宿命を知ることもなく、歓喜の歌をうたっている。アカモノは、そのちっぽけな小枝をよせ合って、真紅の実をじっと守っているが、やがてコゲラやヒゲラたちに啄まれてしまうことだろう。しかしこのイワギキョウはそうした憂いもないらしく、自分の存在を誇らしげに宣言している。」

一読した時、優しく自然を見守る筆者の眼と、情景を素直に書き写す表現力に感心してしまいました。

自分はいったいいくつになったらこんな文章が書けるようになるのか?
おそらく一生書けないと思いますが。

山の文学というと、代表的には井伏鱒二になるのでしょうが、また漫画ならつげ義春の作品に出ている釣り人のことがすぐ思い浮かびますが、この根岸さんの作品のように、一般には知られてなくても素晴らしいものがあるんだな、と改めて感じ入った次第です。

【FAAVO群馬】スタート、3日目の中間総括(ただの感想に近いかも)!

faavo_gunmaすでにご存じの方もいるかと思いますが、弊社が事務局となって【FAAVO群馬】がスタートしました。

誕生日が9月17日ですから、つい2日前のことです。

つまり、このバースディを含んでもまだたった3日しかたっていないので「中間総括」といっても早すぎるのですが、ひとまず1つのプロジェクトが無事スタートしています。

スタートしたプロジェクトは、障がい者や高齢者など社会的に弱者とされる方の目線から見て、本当に必要とされるバリアフリー情報を掲載したWebサイトを創ろうというものです。

うちのお店にはスロープがありますとか、障がい者用のトイレがありますとか、いわゆるバリアフリーを謳う施設は多いと思いますが、果たしてそうした設備が使う人の立場で本当に使いやすく作られているのか?、実際に有効に活用され障がい者や高齢者が施設を利用するときの頼れる存在になっているのか、何か困ってしまった時に誰かがサポートしてくれる体制になっているのか?、など障がい者や高齢者が本当に必要としている情報は意外に乏しい、というのが現実なのかもしれません。

プロジェクトのホームページの中に象徴的な写真がありました。

041aee07For some this is Everest

健常者にとってはなんということもない階段やステップも、それをまさにエベレストのように感じる人がいることを、私たちは常に考えていかなくてはならないと思います。
また、高さ100センチの車椅子の人から見た目線は、170センチから見た世界とどんなに違うものなのでしょうか?

プロジェクトでは特殊な撮影機材を使って写した車いす目線の動画や写真を掲載していくとのことです。

【FAAVO群馬】の第一号プロジェクトが、成功することを切に願っています。

小生も、ささやかながらの応援をするつもりです。

閑話休題

鳴り物入りでスタートした感のある「地方創生本部」の戦略的ターゲットは、「まち ひと しごと」の創生だそうです。

人を呼び戻し、仕事を創出することで、街中(中心市街地)を再生させていこうということでしょうが、鶏と卵の関係を国がどう考えているのかは判然としません。
またこのスローガン、言われてみれば至極当たり前の話なので、何も言ってないことに近いと感じるのは小生だけでしょうか?

いずれにしてもスローガンはともかく、この戦略を受け各省庁や自治体がいかに実効性のある具体策を立案するかが問われているといえそうです。

そうした中で、国交省が打ち出している施策の一つに、「市民によるまち・地域への投資促進」という項目があり、資料の中のポンチ絵に「クラウドファンディング」が位置づけられています(FAAVOと書かれているわけではありません)。

資料によると資金の用途は「空き店舗、空きビル」の活用と書かれ、概算要求3億円とあります。

【FAAVO群馬】の当事者としては大変気になるところですし、今日もサヤモールとかいう地元の商店街を昼飯時に歩いてみて、「これ何とかならないの!」という感を強く抱きました。

国の方針を受け、群馬県や高崎市などがどのような知恵を出してくるのか、しばらく大きな関心をもって眺めてみたいと思います。

もちろん必要な時は、【FAAVO群馬】もお手伝いします!

稲葉真弓さんのこと、合掌。

9月も中旬を過ぎ、気候の変化についていけず風邪気味の症状が続いています。

いくつかのことが重なり、9月の上旬は結構バタバタして過ごしました。

そんな時なにげなく日経新聞を眺めていると、「稲葉真弓さんを悼む」という「喪友記」をみつけ、まさに「目が点」になってしまいました。

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その昔、『エンドレス・ワルツ』で注目され始めていた頃、稲葉さんがナイター競馬に行ってみたいとかいうので大井競馬場に一緒に繰り出したり、ウッドベースオンリーの怪しげなJAZZ演奏会に呼ばれたり、何度か遊んだことがありました。

バブルはなやかなりし頃のことなので、1992~3年ころのことでしょうか。

好奇心が旺盛な方でした。

お互いに年齢を確認する理由もないので、年を意識したことはありませんでしたが、当然まだ亡くなるようなお年ではないと勝手に思い込んでいたのです。

享年64歳、8月30日に膵臓がんでお亡くなりになったということです。

すでに身内で告別式などは済ませたということなので、とりあえず阿部薫を流しながら『エンドレス・ワルツ』を読みながら酒でも飲んで合掌したいと思います。秋の夜長に。

閑話休題

真弓さんには晴美さんという妹さんがいて、情報誌の編集という「非文化的な雪かき」仕事をやっていた前職で、仕事上のいろいろな絡みがありました。

晴美さんは、雑談をしていると話がどんどん拡がっていく小生とはとても相性のいい性格の方で、一緒にした仕事の中では「伝説的な」ものもあったように思います。

お姉さまともども、懐かしいですね。
また、旧交は気づいた時に温めておかないと後悔することになるので、気を付けないと。

前橋文学館で金澤翔子さんの書を見てきました。

ShokoKanazawa2SyokoKanazawa前橋文学館(正式には萩原朔太郎記念 水と緑と誌のまち 前橋文学館というそうです)で、金澤翔子さんの書を見てきました。

「金澤翔子 詩と書の世界」という企画です。

この展示は前から気になっていたのですが何かのついでに前橋に行く機会があれば…、とつい先延ばしにしてきました。

「日曜なのでNHK将棋講座でも見てのんびりしようか、トーナメントは谷川先生が勝勢だし」などと思っていたのですが、たまたま駅まで人を送っていく必要がありそのまま前橋まで足を延ばしてみました。

チャンスがあるときに見ておいて、とてもよかったです。

朔太郎はじめ、宮沢賢治、堀辰雄などの詩や芭蕉、白秋、子規の俳句まで、力強いタッチで奔放に描く筆の勢いに圧倒されてしまいました。

詩の心などよくわからない文学音痴の目から見ても、「月に吠える」の筆致は、まさに思春期にある朔太郎本人の言いようのないジリジリとした思いをよく表現しているような印象を持ちました。(「天日直射して熱く帽子に照りぬ」というちょっと好きだった教科書の一節を思い出したりして。)

書といえば、数年前戯れに百均で般若心経の写経セットを買ってきて数枚描いたことがありますが、雑念と煩悩ばかりが心の中を去来するばかりで、すぐ飽きてしまったことがあります。

そんな、詩にも書にもまったく覚えのないものが見ても、金澤さんの筆致は圧倒的な存在感を感じさせてくれました。

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文学館のまえ、広瀬川河畔に佇む朔太郎像

文学館のまえ、広瀬川河畔に佇む朔太郎像

【FAAVO群馬】起ち上げプロジェクトについての雑感

いよいよ弊社(株式会社フェアマインド)が事務局運営に協力する形で、【FAAVO群馬】がスタートします(【FAAVO群馬】自体の運営主体はNPO法人・高崎ネットワーク)。

当初9月3日スタートで計画していましたが、諸事情があって2週間遅れて9月17日のスタートとなりました。

弊社にとっても初めて経験することが多く、プロジェクトの募集、起案者へのアドバイスという形での企画ブラッシュアップのお手伝い等、それなりに苦労はありました(今もそれは続いてますが)。

今の世の中、ご存知の通り創業ブームです。創業支援バブルと言ってもいい。
また、これからアベノミクス第二弾で地方創生戦略が本格化していきます。
キャッチフレーズは、「まち ひと しごと」だそうです。

「地方×クラウドファンディング」のFAAVOにとって、まさに追い風じゃないの…?

という人は多いです。

確かに追い風が吹いていることは確かです。

地元紙を見ていると、毎日の紙面の中に「県内のどこそこで誰々がこんなことをやっている!」という話題に事欠きません。
PP1

しかし、「追い風」の中でも【FAAVO群馬】が、「地域のためにやりたいことがあるんだけど、先立つものが…」というチャレンジャーに、第一歩を踏み出すための勇気を与えられるか否かは、これからの起案者さんと事務局の努力にかかっているようです。

小生も事務局側の人間の一人ですが、スタッフ一同、本気度Maxで頑張っています。

やはり何かの企てが成功するか否かは、当事者のPP2「本気度」に左右されるところが大きいですからね。

すでに先月の21日に、【FAAVO群馬】の説明会を行いましたが、その時に配布したプレゼンテーションの資料を左に掲載します。

説明会は第二弾、第三弾を予定していますので、「やりたいことがあるけど…」という人は、ぜひご相談ください。

土用丑の日。ウナギを食うと思い出す、道楽オヤジのこと。

土用丑の日に書いたブログが、今日気づいたら「下書き」状態になってました。

折角なので、ステータスを「公開」に変えました。

小生の実の父親(といっても実でない父親はいませんが)は、すでに20年近く前にあの世に行っています。

63歳の若さで脊髄小脳変性症で老衰のような死に方をしました。
この難病は、あの沢尻エリカ嬢が「1リットルの涙」で演じて有名になりましたが、若くして発症したケースは数年のうちに亡くなり、ある程度年を取ってから発症すると老衰と追いかけっこをしながら体をむしばんでいくようです。

私の知りうる限りでは、父の母(小生から見ると祖母)がすでにこの病気に苦しんでいました。

父親は男4人、女2人の6人兄弟。
うち父親を含め3人の男兄弟がすでにこの病気で亡くなりました。
祖母からの遺伝なのでしょう。

また、小生の配偶者(畏まった言い方ですが要するにカミさん)の母親は、今この病気にかかっています。
彼女の兄弟にも発症者はいます。
カミさんの妹の旦那は、45歳の若さでこの病気の亜種(?)である「シャイ・ドレーガー症候群」に苦しんでいます。

この病気は遺伝的に後代に継承されていくようですが、祖母、父の男兄弟、妻の母親、その兄弟、義理の弟など、周りにはたくさんの脊髄小脳変性症患者がいるのです。

まだ解明されていないことに加え、症例が少ないことが難病の要件だとすると、小生を取り巻く親族には脊髄小脳変性症という難病患者が多すぎる。

そこで、医学的根拠はないけど大胆な仮説!

脊髄小脳変性症患者は、知らず知らずのうちに血が血を呼び、お互い引き合っている!?

「I Love Gunma feat.上毛かるた」…聞いてみました!

i_love_gunma群馬県民の心の奥に染みついている「上毛かるた」。

百人一首で、上の句を聴いて札を取ることはできなくても、「浅間のいたずら」とくれば県民なら誰しも「鬼の押し出し」というフレーズが条件反射で出てくるものです。

その昔、大学などで群馬を離れると、「群馬には【上毛かるた】なるものがあり、冬になると小学生の大会もあるらしい…なんか変なの!?」というのが、大方の群馬以外出身者の反応でした。

しかし、群馬生まれにとってはこの「なんか変」という感覚が理解できずに、「なんで同じようなものが他の県にはないの…なんか変なの!?」というのが正直なところでした。

過去、この上毛かるたは英訳されたり、CDに収録されたりしたことがあるようで、札の絵柄も時代時代で少しずつ変化してきたようです。

そこへきて、作詞者の勝見由佳さんが言うように、まさに「ありそうでなかった!?」ロック調の楽曲としてリリースされたのです。

「これは聞かないわけにはいかない!」と思うわけですが、1000円也のCDを買い込む前に、とりあえずYoutubeでシングアウトロッカーズVol2の動画版を聞いてみました。

LOVEとか群馬イェーの連呼に、少し「お尻がムズムズ痒くなるような」感覚にはなりますが、アルコールでも入った状態でイベント会場にいれば、「浅間のいたずら…」と上の句を叫ぶラッパーに、「鬼の押し出し」と大声で応えることになりそうです。日頃のCOOLな物腰など捨てて…。

だって群馬県民ですから!!!