耳について離れない「アルルの女・メヌエット」のクオリア。NHK「激流」。


30年前のまだ二十歳そこそこのころ。

新婦の知り合いだった小生は、その知人の結婚式に呼ばれたことがある。
その時、新婦の高校時代の友人がはなむけにフルートを吹いた。
その曲が今でも耳についている。
ストレートのロングヘアだったフルートの女性は、いかにもお上品ないいとこの令嬢という風情で、「さすがに○女のようなお嬢様学校にはこういう人がいるんだな」とかなりの違和感を感じ、当時の自分の心持とずいぶん違う場違いな雰囲気の中で、とにかく酒を飲んで早めに酔っ払ってしまおうとしていたことを覚えている。

何で今でも、そんな場面でのフルートの旋律が耳に残っているのかわからなかったし、曲名にも興味がなかった。もちろんその新婦と特別な関係があったわけでもない。
茂木健一郎ならおそらく「クオリア」と呼ぶだろう不思議な感覚で、その旋律は耳に残っていた。

最近何気なく見たNHKの「激流」というドラマ。
この中でこのフルートの旋律が効果的に使われていて、それがビゼーの「アルルの女・メヌエット」だということを初めて知った。

この「激流」というドラマ。
修学旅行中に謎の疾走をとげ行方の分からなくなった女子中学生が、20年経ったいま様々な経験をしつつ35歳になった当時の同級生に不思議なメールを送ってくる。
「私を覚えている?」とか「私を探さないの?」とか。
20年の間に前科者になった女性とか、逆に刑事になった男、東大卒のエリートでも今では窓口業務に対応できない中年一歩手前の銀行マンとか、左遷された文芸系の編集者とか、いろいろな人間が出てきてそのからみが結構面白い。
大声以外に特に芸のなさそうなカンニング竹山が、「ワールドなんとか」というIT風企業の社長で出てくるのも興味深い。

筋書きはよくある平凡なものなので、次はおそらくこんな展開になりそうという予想もつくので、ハラハラしながら安心もできる不思議なドラマだ。

要は、「後を引くドラマ」ということで、しばらく楽しめそう。

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