桜庭一樹『少女七竈と七人の可愛そうな大人』!


ここのところ少しはまっている桜庭一樹の『少女七竈と七人の可愛そうな大人』を読んでみた。

直木賞受賞作『私の男』を読んだときも、若い(年齢知りませんがおそらく!)女性が、なんでこんなにも濃密で暗い人間の深部を描けるのか?、不思議な気持ちでいっぱいでした。
自身の体験から生まれる言葉や表現なのか?、ただ単なる聡明な知識なのか、桜庭さんの生い立ちなども知りたいと思っていたものです。

桜庭さんは、もともとは富士見ミステリーという、中年男が買うには抵抗のある装丁の文庫シリーズで育った人のようですが、そのころから人間(もちろん主役は少女)の内面を真似できないようなタッチで鋭く描いていたようです。

七竈という木は、七回竈で焼いても灰にならずにいい炭になるなんてこと露知りませんでした。

どこにでもいる容貌平凡な女教師がある日突然(このトリガーは男の小生にはよくわからなかったが)、「辻斬り」のような男遊びを始め、その後、人に理解されない風来坊(本の中では旅人と呼ばれている)になってしまう。

7回におよぶ激しい情事の結果、この世に生を受けたのが七竈で、この少女は類まれな美貌を持っている。
少女は生まれ持った美貌を、高慢さやその裏返しのような謙虚さでもなく「呪い」のように感じる。

なんとなく昔読んだバタイユの世界に通じるものがあるなどと言ったら、澁澤センセにしかられるだろうか(笑)?

とにかく、少し勇気を出して本屋で富士見ミステリーを手にとって見たい。

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