月別アーカイブ: 2009年4月

願わくは、花の下にて…

西行法師という人は桜大好き人間だったようで、生涯にわたって桜の詩をたくさん読んでいるようです。

中でも有名なのが、死に方の理想を謳った「願わくは、花の下にて、春死なん…」です。

まさにこの詩のような死に方をした義父の葬儀のため、しばらく東京に行ってきました。

とてもお世話になった人や故人を良く知る人だけのこじんまりとした葬儀でしたが、しみじみと心のこもった会葬となりました。
夜行列車で北海道から出てきて、列車の中で思い出を何枚もの原稿用紙に書き付けた90歳に近い故人の姉が、ハリのある大きな声で10分間も弔辞を述べてくれたことには驚き、また感動もしました。
人が80年以上も生きていると、いろいろな人の中に幾多の思い出を残していくものだな、と改めて感じました。

葬儀の間中、件の西行法師の詩が頭の中を駆け巡っていました。
パッと一気に咲いて、潔く散っていく桜は、日本人にとって好ましい死に方のイメージなのでしょう。

小生の家内は長女なのでひとまず遺骨を自宅に持ち帰りましたが、散らかり放題の居間を何とか片付け、大きな写真と花で弔いのための一角を作りました。

親父も大好きだったので、霊前にいただいた吉乃川と榮川の極上酒をささげ、生き仏の小生も寝付くまでしこたま吉乃川をいただきました。
2つの「川」を飲みながら、親父も三途の川をわたって逝ったのだななどと思いながら、美味しい酒をいただきました。

明日は、榮川をいただきます。

桜花賞!!!???

今年の牝馬クラシックはミクロコスモスと決めていたが…。
2戦目の阪神JFで鮫島君が驚異的に下手な乗り方して、勝負が終わった頃に猛然と突っ込んできたのを見て、「今年の牝馬三冠はこれが頭で決まり!」と思っていたが。

その後、乗り代わりの武豊にも反応せず、ついに桜花賞には不出走となってしまった。
残念と言うしかないが、こうなるとブエナビスタ1強というしかないのか?

私用にて今回の桜花賞は時間的に買えそうにない。
これからあわただしく東京に行かなくては…。

買うとするとやはり、ブエナ1着固定で、後は適当にボックスを買う。
母の父(ブルードメアサイア)がサンデーサイレンスの3頭に、流して6点を買ってみたい。

常識的にはカツヨトワイニングなど買うべきでないかもしれないが、サンデーの血は恐ろしい。
高松宮記念で15番人気で大穴を開けたソルジャーズソングだって、サンデーの血がなせる業だったし。

「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」

小説を読むことはほとんどないが、芥川賞、直木賞などの受賞作や候補作の中で気になる作品をまれに手に取ることはある。
しかしながら、最近読んだのは2年ほど前の「私の男」というわけで、いかに小説というものを読まないのかが分かる。

小説は読まないが、日経新聞の書評欄には毎週一通り目を通すことにしている。
その中で興味を抱いたのが、白石一文の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」だった。
なぜ日経にこの本の書評が載るのか?
著名な自由主義経済学者の言説に対し、著者が根底的な批判を書中で繰り広げているからなのか。
日経が書評に取り上げたモチーフは、よくわからない。

しかし、書評に釣られ読んでみると、上下刊何百ページという大作を、一気に読み終えることになってしまった。ようするに、それだけ面白い小説だった。

雑誌編集者の主人公は、胃がんで余命いくばくも無い。
自分も東大教授の妻もそれぞれ自分の世界に生きている。とうぜん浮気もしている。
出版社内部のありふれた権力闘争、ジャーナリストとして追求してきた与党有力代議士のスキャンダルと政治の闇、そしてその代議士から実弟の生まれ変わりであると言われ国政選挙に出馬し理想の政治を一緒にやろうと誘われること、裏切り、暴力、セックス…、いくつものドラマが錯綜し展開していくが、最終的にどのドラマにも結末はやってこない。
やがて胃がんが再発し、「必然」としての死を待つだけの静かな時間が訪れる。

時間のことを光陰といい矢にたとえ、英語にも同じような比喩があるが、「突き刺さる矢」とは、過去・現在・未来と一見連続しているように誤解されている時間のことを言っている、と結末近くになってようやくわかる。

すでに死んでしまった子供の声が聞こえ、過去生の生まれ変わりと符合する状況証拠に驚き、未来の自分と遭遇し絶望することなど、不治の病に犯され死を待つだけの現在の中で、「時間」というものを考えざるを得ない出来事が続く。
しかし、結局は過去も未来も幻想で、今という瞬間しか本当には存在しないという確信が本書のテーマのように見える。
今、自分が消えれば時間も世界も瞬間的に消えてなくなる。時の流れを認識する主体の自分が消えれば後に何が残るのか?、子供の頃から繰り返し考え、いつの頃か現実の暮らしの中で当たり前になってしまったことを再び考えさせられることになった。

それにしても、胸に突き刺さっている矢を抜いてしまったら、後に何が残るのだろう?
やっぱり分からない。

これは万人受けするタイプの小説ではないだろう。
「好きな人ははまる、嫌いな人は全く駄目」と、好き嫌いがはっきり分かれることだろう。
ネットの書評の中にも同様のことが書かれていて、直木賞あたりの候補作にはなっても、決して受賞しない典型的な小説だという評価があった。しごく納得である。

大阪杯、けっこう面白そう!

少頭数ながら面白いメンバーがそろった大阪杯。
中山のダービー卿は全く分からないので、今日は阪神を買います。

なんでここに出てくるのか分からないが武豊を乗せてきたマツリダ、絶好調男・横山の手で復活するかカワカミ、普通に走ればこれが一番だと思うディープ、密かにいい腕していると思う川田君のアドマイヤ、人気の無いときは怖い岩田のサンライズ…。

ディープから有力馬に流すと、三連単もたいした配当にならない。

しかたないので、本命に穴馬2頭を選び3、4、11のボックスにしました。

川田と岩田のマジックが炸裂し、久々のディープは最後の踏ん張りが効かず3着、マツリダとカワカミはすでに終わった馬でした、という結果をイメージしています。

はてさて…。

京阪出張、プチ観光

20090330195403

20090330195403

少し前のことになりますが、3月30日、31日に京都と大阪に行ってきました。

30日に都内での仕事を済ませ夕方の新幹線で京都へ。
この時期の京都は観光シーズン真っ盛りで、まともなホテルは取れません。
仕方なく「バックパッカー歓迎」「国際交流ができる」などがキャッチフレーズの格安宿があったので、何となく面白そうと思い「UNOハウス」なる怪しげなところを確保しておきました。
7時過ぎに京都に着き知人と合流。せっかくこの時期に京都に来たのだから、白川の桜を見に行こうということになり、少し肌寒いにもかかわらず川べりの夜桜を鑑賞しました。
まだ五分咲きといったところでしょうか、人出はけっこうあるのですが、当初の予想ほど春が順調に来ない気候の中で、桜君も咲こうかどうか迷っているような様子でした。
白川のあと祇園で京料理のコースをいただき、「さてもう一軒!」とJAZZ屋さんに繰り出しました。
京料理とJAZZをひと時楽しんで宿に帰ると、さすがバックパッカー相手のところらしく、壁の張り紙はほとんど英語で書いてあります。
2500円の相部屋から3900円の個室まで、古い民家を改造したような部屋がいくつかあり、英語が飛び交っていました。
宇野さんが住んでいた民家だから「UNOハウス」か?
さすがに相部屋というわけには行かないので、3900円なりの個室に泊まりましたが、安いなりの劣悪な環境の中でもお酒の勢いで朝までぐっすり寝られました。

31日は早朝7時にチェックアウトし、市バスと徒歩で適当に京都観光(といっても適当にぶらぶらしただけですが)をすませ、約束の駅前ホテルへ。
関西学院の心理学の先生との打合せをしたところ、話が盛り上がりぜひある人を紹介したい先生が言うので急遽大阪へ移動。
昼飯も抜きで京都・大阪を移動し、関西での仕事をすませました。
夕方名古屋での約束もあったので新幹線に飛び乗り、名古屋駅構内でお客さんと簡単に立ち話をして別れました。

結局高崎に帰ってきたのは夜10時近くですが、この時間に帰ればとうぜん「大天狗あたりで焼き鳥!」が普通なのですが、結構疲れたのでおとなしくそのまま自宅に戻りました。

京大阪、仕事出張およびプチ観光の感想と疑問
・大阪のエレベーターは左側が歩く人のために空いているのに、京都は右側が空いていた、なぜ?
京都は大阪より東京を向いているのか?
・大阪で入ったうどん屋(難波屋とかいうコテコテ系の店)では不釣合いなJAZZがガンガンかかっていた?
京大阪の人はJAZZが好きなの?祇園の京料理の店もBGMはJAZZだった。
・祇園の街中ですれ違った人の顔がどこかで見たことが有ると記憶に残っていたが、後から思い出してみると昔「ウィークエンダー」とかいう番組でキャスターやってた落語家で今ではザコバさんとかいうタレントだったと思う。
でも本当かしら?ザコバさんのような顔の人は、何となく関西には多いような気がするし!(根拠ありませんが)