老人は「今」に生きていない。過去に生きている!
基本テレビはNHKつけっぱなしです。
朝は羽鳥愼一モーニングショーから、大好きな高田純次のJUN散歩まで5ちゃんにしますが、それ以外はNHKのままです。
そんなNHKで今日(12/23)の午後7時半から9時前まで、1965年から69年までの「紅白歌合戦」の過去映像がが流れていました。
もちろん、今年の紅白の番宣のような番組です。
出てくる歌手たちはいまも現役の人がちらほら、ほとんどの歌手はすでに鬼籍に入っています。
美空ひばり、東海林太郎、園まり・伊東ゆかり・中尾ミエの3人娘、いしだあゆみ、ブル―コメッツ…、皆懐かしいスターたちでした。
1965年から69年というと、私の小学校3年~6年くらいの時期にあたります。
伊東ゆかりの「小指の想い出」とか小川知子の「昨夜の秘密」が流れてくると、「初恋」の切ない心持が切ないクオリアとして蘇ってきました。
「小指の想い出」も「昨夜の秘密」に小学生に理解できる内容ではないのですが、当時の私は伊東ゆかりや小川知子の歌に確かに「初恋」の切ない思いを密かに重ね合わせていたのでした。
それにしても、この時代の歌は歌詞もすべて覚えていて歌えるのが不思議です。
「2025年(今年)のヒット曲を挙げよ!」といわれても、実際一つの答えも出てこないのですが、この違いは一体何なのでしょうか?
おそらく「老人は過去に生きているが、今、ここを生きているのではない!」ということなのでしょう。
今の流行り歌は何一つ耳に入ってこない、当然記憶にも残らない、そんなことになったのはいったいいつからなのでしょうか?
